COPD(肺気腫)はレントゲンでわかりますか?
COPD(肺気腫)はレントゲンで過膨張や横隔膜平低化が確認できますが、確定診断には肺機能検査が必要です。
COPDはレントゲンである程度わかります。特に進行したCOPDの場合、レントゲン写真で気腫性病変や気道病変を評価し、他の疾患を除外するのに役立ちます。
レントゲン写真では、肺気腫によって引き起こされる肺の破壊、血管の変化、肺容量の増加といった3つの要素が反映されます。具体的には、以下のような所見が見られます。
正面像
- 肺野の透過性の亢進
- 肺野末梢の血管陰影の細小化
- 横隔膜の平低化
- 滴状心(tear drop heart)による心胸郭比(CTR)の減少
- 肋間腔の開大
側面像
- 横隔膜の平低化
- 胸骨後腔(retrosternal clear space)の拡大
- 心臓後腔の拡大
これらの所見のうち、診断で最も信頼できる所見は横隔膜の平低化であると言われています。
樽状胸郭も、レントゲン写真で確認できることがあります。樽状胸郭は、肺の過膨張によって肋骨が水平になることで起こり、進行したCOPDの特徴的な所見のひとつです。
ただし、レントゲン写真だけでCOPDを診断することはできません。COPDの診断には、スパイロメトリー検査が必須です。レントゲン写真はCOPDの診断や病態の評価に役立ちますが、確定診断や詳細な評価には、スパイロメトリー検査など他の検査も必要となります。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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