COPD(肺気腫)の診断基準を教えてください。
スパイロメトリー検査結果と喫煙歴などから診断されます。
COPDの診断には、スパイロメトリー検査が必須です。
COPDの定義は、「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することなどにより生ずる肺疾患であり、呼吸機能検査で気流閉塞を示す」とされています。
気管支拡張薬吸入後のスパイロメトリー検査で、「FEV1/FVC<70%」であればCOPDと診断されます。 これは、COPDでは気管支拡張薬を使用しても気流閉塞が完全には改善しないためです。なお、スパイロメトリー検査とは、肺活量や一秒量などを測定する検査です。
FEV1は一秒量といい、努力呼気における最初の1秒間に呼出される空気の量です。FVCは努力肺活量といい、最大吸気後、最大努力で呼出できる空気の量です。
COPDの診断基準をまとめると以下のようになります。
COPDの診断には、これらの要素を総合的に判断する必要があります。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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