COPDの病態を教えてください。
タバコの煙を長期間吸うことで気管支に炎症が起こる病気で、呼吸困難などの症状が現れます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主にタバコの煙などの有害物質を長期間吸入することで発症する慢性の肺の病気です。
タバコの煙を吸入することによって、気管支に炎症が起こり、気管支が細くなるために空気の流れが悪くなります。
また、気管支が枝分かれした奥にある肺胞(小さな房状の袋)が壊れることで、酸素と二酸化炭素の交換が障害され、呼吸困難や咳、喀痰といった症状が現れます。
進行すると、呼吸不全や肺高血圧、肺性心などの重篤な合併症を生じることもあります。
また、全身性炎症の影響から、骨粗鬆症や心血管疾患、筋力低下などの併存症を伴うことが多く、呼吸器症状に加えて、全身的な管理が重要となります。
COPDの進行を遅らせるためには、禁煙や適切な薬物療法、リハビリテーションが重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
COPD
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ