羞明の原因は脳の異常と関係がありますか？

羞明（しゅうめい）の多くは目の病気が原因ですが、まれに脳の異常と関係していることもあります。脳は光の情報を処理する重要な部位であるため、視覚に関わる神経や脳の領域に異常が生じると、光が過敏に感じられることがあります。

具体的には、片頭痛（特に前兆を伴うタイプ）、視神経の炎症、脳の視覚野の障害、脳震盪や頭部外傷後の症状などが羞明を引き起こすことがあります。

ただし、脳の異常が原因となるケースは比較的少なく、多くの場合はドライアイや角膜疾患、炎症など眼科領域の原因によって生じます。そのため、まずは眼科での評価が必要です。

眼科で問題が見つからない場合や、頭痛・しびれ・視野の異常など、他の神経症状を伴うときには、神経内科での診察がすすめられます。このように、羞明が脳の異常と関連することはありますが、頻度は高くないため、段階的な評価が重要です。