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熱中症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
亀田総合病院 脳神経内科
原瀬 翔平 監修
症状がII度以上の重症の場合や、軽症であっても応急処置でよくならない場合は受診しましょう。
解説
熱中症の重症度は、症状が軽い順にI度、II度、III度に分けられます。
II度(頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力や判断力の低下)よりもひどい症状が見られるときは、一刻も早く医療機関を受診しましょう。
めまいや立ちくらみ、筋肉痛といった、I度に分類される程度の軽い症状であれば、応急処置と見守りで対応できます。
ただし、応急処置を施しても症状がよくならなかったり、ひどくなったりした場合も、すみやかに医療機関を受診してください。
熱中症の重症度のI〜III度に該当する症状について、詳しくは下記ページでご確認ください。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの熱中症の質問
熱中症とはどのような病気ですか?
気温や湿度が高いところで長時間過ごすことで体温が上がってしまい、さまざまな症状をきたす病気です。
熱中症にはどのような人がなりやすいですか?
スポーツをしている若い人や屋外で仕事をしている中壮年の人、高齢者がなりやすいと言われています。
熱中症を放置するとどうなりますか?
症状が悪化し、場合によっては命に関わる可能性もあります。
熱中症の後遺症にはどのようなものがありますか?
脳や肝臓、腎臓、心臓、肺などに障害が残る可能性があります。
熱中症の対策や予防はどうしたらいいですか?
高温多湿の環境をなるべく避け、こまめに水分をとりましょう。体を動かすときは合間に休憩をとりましょう。
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