熱中症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と熱中症の関連をAIでチェックする
熱中症について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
熱中症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
手や足が熱い
- 症状の頻度
- 初めての症状である
体温が37.5℃以上
- 自覚した時期
- 3週間以上前から
- 症状の程度
- 38℃より高い
全身が痛む
- 症状の程度
- 違和感がある
- 自覚した時期
- ほぼ毎日同じような症状がある
- 自覚した時期
- 1日以内
ほてり・のぼせがある
- 自覚した時期
- 1ヶ月以上前から
熱中症とはどんな病気ですか?
「熱中症」とは、温気温や湿度が高いところで長時間過ごすことで体温が上がってしまい、さまざまな症状をきたす病気のことです。特に夏のはじめは、身体がまだ暑さに慣れていないことや、マスク着用で熱がこもりやすいため、熱中症には注意が必要です。
熱中症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
熱中症への対処法は?
水分補給と体温の冷却が重要です。症状がある場合は水分を補給しながら外来を受診してください。意識がない場合はすぐに救急車を呼んでください。
熱中症の専門医がいる近くの病院はありますか?
熱中症の専門医がいる病院を見る熱中症のQ&A
- A.
熱中症では血圧が低下しやすく、その変動にも注意が必要です。
解説熱中症になると、一般的には血圧が低下する傾向にあります。
これは、主に2の理由が考えられます。1.体温を下げるために全身の血管が拡張する
血管が広がると、血液が流れやすくなる一方で、血管内の圧力は低下します。
2.大量の汗をかくことによる脱水
体内の水分が失われると、血液の全体量も減少し、結果として血圧が下がります。
ただし、体の状態や熱中症の進行度合いによっては、一時的に血圧が変動することもあります。
特に、持病がある方や高齢者の方は注意が必要です。
血圧だけでなく、脈拍が速くなる、めまいや立ちくらみがするなどの症状も合わせて観察することが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAbderrezak Bouchama et al.“Classic and exertional heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115565/,(参照 2025-05-22).
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-05-22). - A.
熱中症ではつじつまが合わないことを話す、幻覚や幻聴を訴えることがあり、それは命に関わる危険なサインです。
解説熱中症が進行し、体温が著しく上昇すると、脳の機能にも深刻な影響が及びます。
脳は熱に非常に弱いため、体温が上がりすぎると正常に働かなくなってしまいます。
その結果として、普段と違う言動が見られるようになります。
例えば、話しかけても反応が鈍い、集中力が散漫になる、簡単な質問にも答えられない、つじつまが合わないことを話す、幻覚や幻聴を訴える、といった症状が現れます。
さらに重症になると、意識が混濁したり、けいれんを起こしたり、最悪の場合は昏睡状態に陥ることもあります。
これらの症状は、単に「疲れている」というレベルではなく、命に関わる危険な兆候ですので、周囲の人が気づいた場合は、ためらわずに救急車を呼ぶなど、迅速な対応が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAbderrezak Bouchama et al.“Classic and exertional heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115565/,(参照 2025-05-22).
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-05-22). - A.
熱中症の初期は顔が赤く見え、重症化すると血流が悪化し青白くなり、これは危険なサインです。
解説熱中症の初期段階では、体は体温を下げようと一生懸命働きます。
その働きの一つとして、皮膚の表面近くの血管を広げて、熱を外に逃がそうとします。このため、顔が普段より赤く見えることがあります。
しかし、症状が進行して重症化すると、脱水が進み、体内の血液量が減少すると、心臓や脳といった重要な臓器に血液を集中させようとするため、皮膚への血液供給は後回しになります。
その結果、顔色が悪くなり、青白く見えたり、唇が紫色になったりすることがあります。
これは体が危険な状態に陥っている重要なサインですので、顔色の変化を注意深く観察し、異常があればすぐに対処を開始することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAbderrezak Bouchama et al.“Classic and exertional heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115565/,(参照 2025-05-22).
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-05-22). - A.
重症時に見られる意識障害や痙攣(けいれん)は、髄膜炎や脳炎などの病気によっても起こることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る熱中症の重症時に見られる意識障害や痙攣は、たとえば髄膜炎や脳炎といった脳脊髄の感染症、脳出血や脳梗塞などの病気でも認められるものです。
また脳の病気以外にも、血中のアンモニア量の急激な増加、電解質(ミネラル)のバランスのくずれ、薬物の作用など、意識障害や痙攣はさまざまな原因で起こりえます。
正確な原因は検査をしないとわからないことが多いため、必ず医療機関を受診しましょう。 - A.
初期症状として、めまいや顔のほてり、ふらつき、頭痛などが見られます。重症になると意識障害などが生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る熱中症の重症度は、症状が軽い順にI度、II度、III度に分けられ、徐々に重症度が進行します。
I度では、以下のような症状が見られます。- めまい
- 立ちくらみ
- 生あくび
- 大量の発汗
- 筋肉痛
- こむら返り(足などがつること)
II度では、以下のような症状が見られます。- 頭痛
- 嘔吐
- 倦怠感
- 軽度の意識障害(集中力の低下など)
III度では、以下のような症状が見られます。- 重度の意識障害(意識がもうろうとしている、意識がないなど)
- 痙攣(けいれん)
- 肝臓や腎臓の障害
- DIC(血液の凝固機能が異常をきたし、血栓ができやすくなった状態)
熱中症について、医師からのよくある質問
- エアコンのない室内または日差しの中での滞在が直前にありましたか?
- けいれん発作がありましたか?
- 最近、立ちくらみがしますか?
- 体のだるさはありますか?
- 吐き気や嘔吐がありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科