熱中症の重症度はどのように分類されますか?
症状などによりⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)Ⅳ度(最重症)の4段階に分類されます。重症度によって対処法が異なります。
熱中症の重症度は、症状に応じてⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)、Ⅳ度(最重症)の4段階に分類されます。Ⅰ度は現場での応急処置で対応できる状態で、立ちくらみ、めまい、筋肉のこむら返り(熱けいれん)などが主な症状です。
Ⅱ度は病院での治療が必要な中等症で、頭痛、吐き気、嘔吐、体がぐったりする倦怠感といった症状が現れます。Ⅲ度では、意識障害、けいれんなどの症状が見られ、肝臓や腎臓などに機能障害も認めるようになります。
そして、最も危険なⅣ度では、深部体温が40度以上で意思疎通ができない状態となり、命の危険があるため、すぐに入院して集中治療が必要です。この分類を知っておくことで、適切な対処につながります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Kurt P Eifling et al.“Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Prevention and Treatment of Heat Illness: 2024 Update”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38425235/,(参照 2025-07-28).
Yoram Epstein et al.“Heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31216400/,(参照 2025-07-28).
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