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子供の熱中症予防のために、日常生活で気をつけたほうがいいことを教えてください。
国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 小児科
福井 加奈 監修
水分補給をこまめに行う、通気性のいい服を着る、高温多湿を避けるといったことが大切です。
解説
1. 水分補給をこまめに行うようにしましょう
目安として運動中は20〜30分ごとに休憩をとり、水分補給を行うことが推奨されています。
また、運動開始前後もしっかりと水分を補給する必要があります。
各自ののどの渇きに任せて水分を補給していると、水分が不足し熱中症を引き起こすおそれがあります。
2. ゆったりした、通気性のいい服を着るようにしましょう
風通しのいい服を着ることで、体の熱を逃しやすくすることが大切です。
また、汗が蒸発しやすい急乾・速乾性の素材の服を選ぶといいでしょう。
熱を吸収しやすい黒色の服は避けることが望ましいです。
3. 高温多湿の環境は避けるようにしましょう
暑いときは外で活動しないようにしましょう(気温が30度以上になると屋外での活動の危険度が高まります)。
また、湿度が高いと熱中症のリスクがさらに高まります。
外で活動せざるを得ない場合は、帽子や日除けで日差しを避けましょう。
また、小さなお子さんを車の中に置き去りにしないように気をつけましょう。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの熱中症の質問
熱中症とはどのような病気ですか?
気温や湿度が高いところで長時間過ごすことで体温が上がってしまい、さまざまな症状をきたす病気です。
熱中症にはどのような人がなりやすいですか?
スポーツをしている若い人や屋外で仕事をしている中壮年の人、高齢者がなりやすいと言われています。
熱中症を放置するとどうなりますか?
症状が悪化し、場合によっては命に関わる可能性もあります。
熱中症の後遺症にはどのようなものがありますか?
脳や肝臓、腎臓、心臓、肺などに障害が残る可能性があります。
熱中症の対策や予防はどうしたらいいですか?
高温多湿の環境をなるべく避け、こまめに水分をとりましょう。体を動かすときは合間に休憩をとりましょう。
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