熱中症の症状の「熱痙攣(ねつけいれん)」とは何ですか?
熱中症の初期段階で見られる症状の一つです。
熱けいれんは、熱中症の初期段階(重症度Ⅰ度)で見られる症状の一つです。
運動や作業でたくさん汗をかいた後、塩分を補給せずに水やお茶だけを大量に飲んだ時に起こりやすくなります。
汗からは水分と同時に塩分(ナトリウム)も失われますが、水だけを飲むと血液中の塩分濃度が薄まってしまいます。
すると、筋肉の正常な収縮を調整しているミネラルのバランスが崩れ、自分の意思とは関係なく筋肉が硬直し、痛みを伴うけいれんを引き起こします。
ふくらはぎに起こる「こむら返り」が代表的ですが、腕やお腹の筋肉に起こることもあります。
この場合は、スポーツドリンクや経口補水液で、失われた水分と塩分を速やかに補給することが適切な対処法です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-07-08).
Yoram Epstein et al.“Heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31216400/,(参照 2025-07-08).
日本救急医学会.“熱中症診療ガイドライン 2024”..https://www.jaam.jp/info/2024/files/20240725_2024.pdf,(参照 2025-07-08).
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