熱中症による顔色の変化について教えてください。
熱中症の初期は顔が赤く見え、重症化すると血流が悪化し青白くなり、これは危険なサインです。
熱中症の初期段階では、体は体温を下げようと一生懸命働きます。
その働きの一つとして、皮膚の表面近くの血管を広げて、熱を外に逃がそうとします。このため、顔が普段より赤く見えることがあります。
しかし、症状が進行して重症化すると、脱水が進み、体内の血液量が減少すると、心臓や脳といった重要な臓器に血液を集中させようとするため、皮膚への血液供給は後回しになります。
その結果、顔色が悪くなり、青白く見えたり、唇が紫色になったりすることがあります。
これは体が危険な状態に陥っている重要なサインですので、顔色の変化を注意深く観察し、異常があればすぐに対処を開始することが重要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Abderrezak Bouchama et al.“Classic and exertional heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115565/,(参照 2025-05-22).
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-05-22).
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