熱中症で言動がおかしくなることはありますか?
熱中症ではつじつまが合わないことを話す、幻覚や幻聴を訴えることがあり、それは命に関わる危険なサインです。
熱中症が進行し、体温が著しく上昇すると、脳の機能にも深刻な影響が及びます。
脳は熱に非常に弱いため、体温が上がりすぎると正常に働かなくなってしまいます。
その結果として、普段と違う言動が見られるようになります。
例えば、話しかけても反応が鈍い、集中力が散漫になる、簡単な質問にも答えられない、つじつまが合わないことを話す、幻覚や幻聴を訴える、といった症状が現れます。
さらに重症になると、意識が混濁したり、けいれんを起こしたり、最悪の場合は昏睡状態に陥ることもあります。
これらの症状は、単に「疲れている」というレベルではなく、命に関わる危険な兆候ですので、周囲の人が気づいた場合は、ためらわずに救急車を呼ぶなど、迅速な対応が必要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Abderrezak Bouchama et al.“Classic and exertional heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115565/,(参照 2025-05-22).
Cecilia Sorensen et al.“Treatment and Prevention of Heat-Related Illness”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36170473/,(参照 2025-05-22).
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