熱中症に気を付けるプールの水温と気温の基準はありますか?
水温が中性水温(33℃~34℃)より高い場合、または暑さ指数が31以上の場合は、特に体温を下げる工夫が必要になります。
プールでの活動においても熱中症に注意が必要で、そのための水温や気温の目安があります。
水温が適正水温(33℃~34℃)より高い場合は、水中でじっとしていても体温が上がるため、体温を下げる工夫が必要になります。
体温を下げるには、プール外の風通しのよい日陰で休憩する、シャワーを浴びる、風に当たる等が有効です。
水温が適正水温以下の場合は、水が体を冷却してくれますので、水中運動は陸上運動に比べて体温が上がりにくいです。
ただし、気温が高い日は「暑さ指数(WBGT)」が31以上で日射が強い場合は、水から出ている頭部への輻射熱の影響による熱中症に十分注意してください。
また、たとえ水中にいても、汗をかいて体内の水分は失われていきます。
喉の渇きを感じにくいため、意識して休憩時間を設け、こまめに水分と塩分を補給することが、プールでの熱中症予防の鍵となります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
横浜市教育委員会事務局.“横浜市立学校 熱中症対策ガイドライン”..https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/sg_sef/R0201/ref02.pdf,(参照 2025-07-08).
堺市教育委員会.“堺市学校園における熱中症対策ガイドライン”..https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/gakko/yutakana/anzen/guidelines.files/guidelines.pdf,(参照 2025-07-08).
Yoram Epstein et al.“Heatstroke”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31216400/,(参照 2025-07-08).
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