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乾癬ではどのような検査を行いますか?
一般内科
宮村 智裕 監修
皮疹(ひしん)の一部を切り取って顕微鏡で見る検査を行います。関節炎の疑いがあれば、レントゲン検査、超音波検査、MRI検査なども行います。
解説
診断においては、症状の出ている箇所を目視して診察する(視診)ほか、皮疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)の一部を切り取って顕微鏡で見る皮膚生検も、必要に応じて行います。
また、関節炎の疑いがあるときは、骨の変形や骨吸収がないかをX線検査で確認するほか、付着部炎(隣接する組織の炎症)が見られないかを超音波検査やMRI検査などで確認します。
乾癬の診断が下ったあとは、実際に行っていく治療法に応じて、必要な検査を追加で実施します。
抗体治療を行う場合、結核や肝炎ウイルスにかかっていないか確認するために、血液検査や胸部レントゲン検査、CT検査などを行います。
また、コレステロールや血糖値、血圧などの検査も実施します。
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(参考文献)
小宮根真弓,多田弥生,森田明理. 困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療. メディカルレビュー社, 2019.
関連する質問
乾癬の薬はいつまで使うのですか? ずっと使い続けなくてはいけないのですか?
基本的には長期にわたって薬を使っていく必要があります。症状が落ち着けば、薬を減らしたり一部中止したりすることもできます。
乾癬が疑われる場合、医療機関を受診する目安はありますか?
皮疹(ひしん)が出たら皮膚科を受診しましょう。
乾癬の治療中に、日常生活で気を付けることは何ですか?
高カロリーの食事を避け、規則正しい生活を心かけてください。ストレスも避けることが望ましいです。
乾癬はどのように診断しますか?
皮疹(ひしん)、爪の形、関節の腫れなどを注意深く観察します。患部の一部を切り取って観察する組織検査を行うこともあります。
乾癬では一般的にどのような治療を行いますか?
塗り薬、飲み薬、紫外線療法を適宜使い分けます。最近は注射のお薬も使います。
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