乾癬
最終更新日:
どのようにして診断しますか?
一般内科
宮村 智裕 監修
回答
皮疹(ひしん)、爪の形、関節の腫れなどを注意深く観察します。患部の一部を切り取って観察する組織検査を行うこともあります。
解説
皮疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)、爪の形、関節の腫れなどを注意深く観察し、症状が乾癬に特徴的なものであれば、乾癬と診断します。
症状が特徴的とはいえないような場合、診断確定のために生検(患部の一部を切り取って観察する組織検査)を行うこともあります。
(参考文献)
日本皮膚科学会. “Q10どんな検査をしますか?”. 皮膚科Q&A. https://www.dermatol.or.jp/qa/qa14/q10.html, (参照 2022-08-05).
小宮根真弓,多田弥生,森田明理. 困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療. メディカルレビュー社, 2019.
ほかの乾癬の質問
薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
炎症を抑える抗体である生物学的製剤を使います。高額な治療法ですが、費用面でサポートを受けられる制度があります。
薬はいつまで使うのでしょうか? ずっと使い続けなくてはいけないのでしょうか?
基本的には長期にわたって薬を使っていく必要があります。症状が落ち着けば、薬を減らしたり一部中止したりすることもできます。
一般的にどのような薬を用いて治療しますか? 副作用はありますか?
ビタミンD3の入った塗り薬や、ビタミンA誘導体などの飲み薬を使用します。副作用は薬によってそれぞれ異なります。
治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
高カロリーの食事を避け、規則正しい生活を心かけてください。ストレスも避けることが望ましいです。
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
通常塗り薬から始め、症状に応じて飲み薬や紫外線療法も取り入れます。症状がなかなか改善しなければ、生物学的製剤の使用も考えます。
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