乾癬で、治療を開始してから治るまでの流れはどのようなものですか?
通常塗り薬から始め、症状に応じて飲み薬や紫外線療法も取り入れます。症状がなかなか改善しなければ、生物学的製剤の使用も考えます。
塗り薬(ステロイドやビタミンD3の外用薬)での治療を始めてから、効果が出てくるまでにだいたい数週間程度かかります。
塗り薬を1〜2ヶ月程度きちんと塗っても効果が出ない場合、飲み薬(免疫抑制剤、皮膚増殖を抑える薬)や、紫外線による治療を追加していきます。
また、皮疹(ひしん)の範囲が広い場合や、高い頻度で通院できる場合は、最初から紫外線療法を併用することもあります。
なお、薬での治療や紫外線療法では十分な効果が得られない場合、生物学的製剤という新しい注射の薬の使用も考えます。
公開日:
最終更新日:
一般内科
宮村 智裕 監修
(参考文献)
小宮根真弓,多田弥生,森田明理. 困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療. メディカルレビュー社, 2019.
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