乾癬
最終更新日:
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
一般内科
宮村 智裕 監修
回答
通常塗り薬から始め、症状に応じて飲み薬や紫外線療法も取り入れます。症状がなかなか改善しなければ、生物学的製剤の使用も考えます。
解説
塗り薬(ステロイドやビタミンD3の外用薬)での治療を始めてから、効果が出てくるまでにだいたい数週間程度かかります。
塗り薬を1〜2ヶ月程度きちんと塗っても効果が出ない場合、飲み薬(免疫抑制剤、皮膚増殖を抑える薬)や、紫外線による治療を追加していきます。
また、皮疹(ひしん)の範囲が広い場合や、高い頻度で通院できる場合は、最初から紫外線療法を併用することもあります。
なお、薬での治療や紫外線療法では十分な効果が得られない場合、生物学的製剤という新しい注射の薬の使用も考えます。
(参考文献)
小宮根真弓,多田弥生,森田明理. 困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療. メディカルレビュー社, 2019.
ほかの乾癬の質問
薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
炎症を抑える抗体である生物学的製剤を使います。高額な治療法ですが、費用面でサポートを受けられる制度があります。
薬はいつまで使うのでしょうか? ずっと使い続けなくてはいけないのでしょうか?
基本的には長期にわたって薬を使っていく必要があります。症状が落ち着けば、薬を減らしたり一部中止したりすることもできます。
一般的にどのような薬を用いて治療しますか? 副作用はありますか?
ビタミンD3の入った塗り薬や、ビタミンA誘導体などの飲み薬を使用します。副作用は薬によってそれぞれ異なります。
治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
高カロリーの食事を避け、規則正しい生活を心かけてください。ストレスも避けることが望ましいです。
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