壊疽性膿皮症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
主にステロイドの塗り薬を使用します。ステロイドの強さや期間によって毛深くなったり皮膚が薄くなったりします。
まず、潰瘍に対して負荷がかからないよう、潰瘍への外的刺激を避け、安静を保つことが大切です。そのため、入院が必要となることもあります。
潰瘍の状態を適正に保ちつつ、ステロイド外用剤(塗り薬)から治療を始め、難治な場合はステロイドや免疫抑制剤などの内服(のみ薬)を行うこともあります。
副作用は、どのような薬でも起こり得ます。壊疽性膿皮症の治療では、免疫を調整する薬が多いため、ステロイド外用剤の場合は皮膚の局所的な副作用、内服薬の場合は全身性の副作用が起こることもあります。ただし、しっかり主治医と相談しながら治療すれば、ほとんどの副作用が管理可能です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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