蕁麻疹にはどのような種類がありますか?
特発性の蕁麻疹、刺激誘発性の蕁麻疹など、大きく4種類に分けられます。
一般的には大きく4つの種類に分類されます。
特発性の蕁麻疹
明らかな原因が見当たらずに症状が現れるタイプです。7割ほどはこのタイプだと言われています。個々の蕁麻疹は通常、数十分~1日以内に消えますが、毎日繰り返し現れることがあります。蕁麻疹が出ている期間が6週間以内の急性蕁麻疹と、6週間以上の慢性蕁麻疹に分けられます。
刺激誘発型の蕁麻疹
特定の刺激により症状が出るタイプです。食べ物や薬などによるアレルギー性の蕁麻疹や、食べ物や薬に含まれる物質が原因で起こる非アレルギー性の蕁麻疹、日光、低温、高温、発汗などで現れる蕁麻疹が含まれます。
血管性浮腫
唇やまぶたなどの皮膚、粘膜が腫れ上がるタイプです。必ずしもかゆみはなく、2~3日持続することが多いです。原因が見当たらない場合もあれば、特定の刺激により症状が出る場合もあります。一部では遺伝が関係しています。詳しくは、血管性浮腫のページもご参照ください。
蕁麻疹関連疾患
血管炎などの病気のひとつの症状として、蕁麻疹に似た皮疹が出ることがあります。消えるまでに時間がかかったり、皮膚のふくらみが消えたあとに皮膚に色素沈着が残ることがあります。
患者さんによっては複数の種類に当てはまる場合もあります。個々のケースについては、医師にご相談ください。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-06-18).
日本アレルギー学会.“アレルギーの病気についてQ&A”.日本アレルギー学会.https://www.jsa-pr.jp/sp/html/faq/faq9.html,(参照 2024-06-18).
日本医師会.“じんましん”.健康の森.https://www.med.or.jp/forest/check/jinmashin/01.html,(参照 2024-06-18).
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