じんましん
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更新日:2024/03/28
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じんましんについて「ユビー」でわかること
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じんましんとはどんな病気ですか?
「蕁麻疹」とは、皮膚の一部が赤くくっきりと盛り上がってかゆくなり、しばらくすると元通りになることです。アレルギーだけでなく、運動やストレスなども原因となることがあります。原因が明らかであれば避けるようにしたり、飲み薬や塗り薬で対処できます。症状がひどい場合や長引く場合は皮膚科を受診しましょう。
じんましんの特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
じんましんへの対処法は?
飲み薬が治療の基本です。からだの疲れやストレスのサインとして出現することも多いので、体力を回復させるような生活を心がけることも大切です。
じんましんの専門医がいる近くの病院はありますか?
じんましんの専門医がいる病院を見るじんましんのQ&A
- A.
かゆみの症状がある蕁麻疹がほとんどですが、一部かゆみのない蕁麻疹もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る蕁麻疹は多くの場合かゆみを伴いますが、かゆみのない場合もあります。
例えば血管性浮腫では、他の蕁麻疹と同じく皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)が突然現れて消える経過を取りますが、必ずかゆみがあるわけではありません。
皮疹は顔面、特に口唇、まぶたによく出現し、2~3日続く特徴があります。
また、かゆみではなくピリピリとした痛みが現れる蕁麻疹もあります。
全体としてはかゆみの症状がある蕁麻疹がほとんどですが、かゆみの感じ方は人により異なります。 - A.
症状がすぐに消えたり、繰り返し現れる場合は蕁麻疹の可能性があります。
解説蚊に刺されたときの皮膚の症状(膨らみや赤み・かゆみなど)は、蕁麻疹の症状とよく似ており、見分けがつきにくいこともあります。
しかし、蕁麻疹の症状は一時的なものであり、ほとんどは24時間以内に跡形もなく消えてしまうという特徴があります。
蚊に刺されたような跡であっても、短時間のうちに消えてしまった場合は、蕁麻疹である可能性があります。
また、一度消えた症状が毎日、または毎日のように出てくる場合、蕁麻疹の可能性が高いと考えられます。
ひとつしかない皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)がどのように変化していったか、注意深く観察しておきましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-09-13).
日本皮膚科学会.“Q2虫さされとはどう違うのですか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/q02.html,(参照 2024-09-13). - A.
蕁麻疹は全身のどこにでも現れますが、体の一箇所にだけ出ることもあります。
解説体の一箇所にだけ蕁麻疹が出ることもあります。
蕁麻疹は、全身のどこにでも現れます。
病型(蕁麻疹のタイプ)により症状が出やすい部位の傾向はありますが、必ずしもその部位に蕁麻疹が出るわけではありません。
個々の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)の形や大きさ、持続時間は患者さんによりさまざまです。
物理性蕁麻疹という、外部からの物理的な刺激(擦れ、日光、圧迫など)により起こる蕁麻疹もあります。
この場合、物理的な刺激があった部分のみに蕁麻疹が現れます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る慢性特発性蕁麻疹の診断・治療の最新情報 日大医誌 79 (2): 93–97 (2020)
日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-09-13). - A.
医師に指示された薬がある場合は使用してください。息が苦しいなどの症状があれば緊急受診してください。
解説状況によっては、緊急の対応が必要な場合があります。
蕁麻疹と一緒に以下の症状がある場合には、すぐに救急外来を受診するか救急車を呼んでください。蕁麻疹と一緒にこれらの症状が出てきた場合には、アナフィラキシーという重症のアレルギーを起こしている可能性があり、命に関わることがあります。
また、すでに食物アレルギーなどを診断されて、症状が出たときの対応を指示をされている場合は、その指示に従い、アドレナリン注射液(エピペンⓇ)やステロイド剤などをすぐに使用してください。特にエピペンⓇを使用した場合は、その後症状が改善したとしても必ずすぐに医療機関を受診してください。
症状が蕁麻疹のみという場合は急ぐ必要はありませんが、早めに治療を開始できる方が治療効果も高いと言われていますので、我慢せず医療機関を受診するようにしましょう。
食品や薬などへのアレルギーが原因で蕁麻疹が出ている場合や、その他一部の蕁麻疹では、アナフィラキシーを起こすことがありますので、皮膚以外に症状が出てこないか注意しましょう。
一方、原因不明の蕁麻疹やストレスが原因の場合には、基本的にアナフィラキシーの心配はありません。医師に指示された治療を継続し、不明な点や不安な点があれば、医師や薬剤師にご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本アレルギー学会.“じんましん、接触皮膚炎”.アレルギーポータル.https://allergyportal.jp/faqcategory/%e3%81%98%e3%82%93%e3%81%be%e3%81%97%e3%82%93%e3%80%81%e6%8e%a5%e8%a7%a6%e7%9a%ae%e8%86%9a%e7%82%8e/,(参照 2024-06-18).
日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-06-18).
日本アレルギー学会.“アナフィラキシーガイドライン 2022”.日本アレルギー学会.https://www.jsaweb.jp/uploads/files/Web_AnaGL_2022_0914.pdf,(参照 2024-06-18).
ヴィアトリス製薬.“エピペンⓇ注射液0.15mg/エピペンⓇ注射液0.3mg 添付文書”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2451402G2020_4_04/,(参照 2024-06-18). - A.
蕁麻疹の治療に効果がある特定の食べ物や飲み物はわかっていません。
解説蕁麻疹の治療において、特定の食べ物やコーヒーなどの飲み物が効果があるという報告はありません。
蕁麻疹の中で、慢性蕁麻疹(原因がはっきりせず6週間以上続く蕁麻疹)については、蕁麻疹につながりやすい物質を含む食品を除去した食事療法の効果を調べた研究がいくつかあり、ある程度の効果がある可能性があります。
患者さん個人の状況や持病、体質などによっても異なりますので、詳細は担当医にご相談ください。
また、以下のQ&Aもあわせてご参照ください。
食物アレルギーなど特定の食品が蕁麻疹の原因であることがわかっている場合は、その食べ物を避けていただくことで回避できます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るCORNILLIER H et al.,Effect of Diet in Chronic Spontaneous Urticaria: A Systematic Review, Acta Derm Venereol 2019; 99: 127–132.
日本皮膚科学会.“Q8思い当たる理由なく毎日症状を繰り返しています。”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/q08.html,(参照 2024-06-18). - A.
慢性蕁麻疹などでは、夜に症状が出やすい特徴があります。
解説蕁麻疹の種類によっては、夕方から夜にかけて発症したり悪化することがあります。
慢性蕁麻疹
「明らかな原因が分からず、症状が6週間以上続く蕁麻疹」のことを、慢性蕁麻疹といいます。夕方~夜間に症状が現れたり、悪化したりする場合が多いとされています。翌朝や翌日の午前中には蕁麻疹が消え、また夕方から出始めるということを繰り返します。症状が蕁麻疹のみであれば、ほとんどの場合は治療で数ヶ月~数年でよくなります。
一方で、倦怠感、関節の痛み、発熱などほかの症状がある場合は内臓の病気の可能性もあり、詳しい検査を行う必要があります。気になる症状がありましたら、医師にご相談ください。その他
夕方から夜にかけての習慣の中に、蕁麻疹の原因やきっかけが隠れていることがあります。例えば、以下のような可能性があります。いずれの場合も、原因を避けるほか、薬などで治療を行います。
コリン性蕁麻疹
夜の入浴後にきまって蕁麻疹が出てくる場合には、汗をかくことが原因になる「コリン性蕁麻疹」の可能性があります。
寒冷蕁麻疹
寒い季節の通勤がある日などに症状が出てくる場合には、寒さ刺激で起こる「寒冷蕁麻疹」の可能性があります。
アスピリン蕁麻疹
夜にだけ痛み止めを使用している場合には、一部の解熱鎮痛薬(非ステロイド性消炎鎮痛剤)によって起こる「アスピリン蕁麻疹」の可能性があります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-06-18).
日本皮膚科学会.“Q8思い当たる理由なく毎日症状を繰り返しています。”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/q08.html,(参照 2024-06-18). - A.
蕁麻疹の原因とわかっている食品がある場合は、食べることを避けてください。
解説食物アレルギーのために特定の食品が蕁麻疹の原因とわかっている場合には、蕁麻疹が出ている・出ていないに関わらずその食品は摂らないでください。
アレルギーではない場合には禁止となる食品はないものの、食品によっては蕁麻疹につながるような物質が含まれるようなものもあるため、食事が偏らない範囲で摂りすぎないようにできるといいでしょう。
具体的には以下のものが挙げられます。- 青魚
- タケノコ
- 香辛料
- 食品添加物(防腐剤、人工色素)
また、魚介類や肉類は新鮮なものを食べるようにしましょう。
患者さん個人の状況や持病、体質などによっても異なりますので、詳細は担当医にご相談ください。
※蕁麻疹の原因にはさまざまなものがありますが、食べ物が関連する場合、その食品のアレルギーである(アレルギー性蕁麻疹)こともあれば、アレルギーとは関係なく食品が含んでいる物質が蕁麻疹につながる(非アレルギー性蕁麻疹)こともあります。
特に、非アレルギー性では、同じ食品でも食べ方や量、その日の体調などによって症状が出たり出なかったりすることがあり、病院で調べても原因の特定が難しいことがあります。
また、アレルギー性では「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」といって、特定の食品(小麦やエビが多いです)を食べた後に運動をしたときに限って、蕁麻疹とともに血圧低下、気分不良、息苦しさなどを起こすような病気も知られています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会.“蕁麻疹”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/index.html,(参照 2024-06-18).
日本皮膚科学会.“蕁麻疹診療ガイドライン 2018”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/urticaria_GL2018.pdf,(参照 2024-06-18).
H. Cornillier, et al. Acta Derm Venereol. 2019, 99(2), 127-132. - A.
はい。唇に蕁麻疹ができることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る蕁麻疹が唇にできることもあります。
例えば、「血管性浮腫(あるいはクインケ浮腫)」と呼ばれる蕁麻疹の一種があります。これは顔面(特に目の周り、くちびる、舌)や手足に出ることが多く、目の周りに出た場合は目が開きにくくなることもあります。かゆみは無いことも多いですが、灼熱感を伴うことがあり、症状は通常の蕁麻疹と違い数日間持続することがあります。
また、無意識に顔を指で触ってしまう習慣により物理性蕁麻疹が目の周りに起こることや、接触皮膚炎(かぶれ)や細菌・ウイルス感染などにより蕁麻疹以外の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)で目の周りが腫れることも、少なくありません。
なお、目の周りに皮疹が出現した時とその後の写真を何枚か撮ることで、受診時までに一旦皮疹が消えてしまっても、医師に経過を説明しやすくなります。このため、医療機関を受診する前に、スマートフォン等で皮疹の経過写真を撮影しておくことをおすすめします。 - A.
はい。目の周りやまぶたに蕁麻疹ができることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る蕁麻疹が、目の周りやまぶたにできることもあります。
例えば、「血管性浮腫(あるいはクインケ浮腫)」と呼ばれる蕁麻疹の一種があります。これは顔面(特に目の周り、くちびる、舌)や手足に出ることが多く、目の周りに出た場合は目が開きにくくなることもあります。かゆみは無いことも多いですが、灼熱感を伴うことがあり、症状は通常の蕁麻疹と違い数日間持続することがあります。
また、無意識に顔を指で触ってしまう習慣により物理性蕁麻疹が目の周りに起こることや、接触皮膚炎(かぶれ)や細菌・ウイルス感染などにより蕁麻疹以外の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)で目の周りが腫れることも、少なくありません。
なお、目の周りに皮疹が出現した時とその後の写真を何枚か撮ることで、受診時までに一旦皮疹が消えてしまっても、医師に経過を説明しやすくなります。このため、医療機関を受診する前に、スマートフォン等で皮疹の経過写真を撮影しておくことをおすすめします。 - A.
はい。まれですが、蕁麻疹を同じ場所に繰り返すことはあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る蕁麻疹を、同じ場所に繰り返すことはあります。
蕁麻疹にはさまざまな病型があり、その中でも「物理性蕁麻疹」と呼ばれるものがあります。物理性蕁麻疹の例
物理性蕁麻疹をさらに細かく分類すると、以下のような種類が挙げられます。
機械性(人工)蕁麻疹
擦過(こする)刺激を受けた部位に一致して膨疹(みみずばれ)があらわれます。
寒冷蕁麻疹
寒冷刺激を受けた部位に一致して膨疹があらわれます。
温熱蕁麻疹
温熱刺激を受けた部位に一致して膨疹があらわれます。
日光蕁麻疹
日光や紫外線が当たった部位に一致して膨疹があらわれます。
遅発性圧蕁麻疹
下着が擦れるなど圧が加わった部位にその直後~半日ほどで膨疹があらわれます。
水蕁麻疹
水(海水など)が触れた部位に一致して膨疹があらわれます。
これらの物理性蕁麻疹の原因となる物質や刺激が、体の同じような部位に触れる習慣が(無意識にでも)ある場合、「蕁麻疹を同じ場所に繰り返す」というエピソードに繋がることがあります。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のうち、3つ以上当てはまれば、蕁麻疹の可能性があります。
- 表面がツルツルしている
- 赤くて盛り上がっている
- 数時間で消える
- かゆみを伴う
- 全身のさまざまな部位にできる
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、無料で蕁麻疹かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
- A.
はい。ストレスが原因で蕁麻疹が生じたり、悪化したりすることもあると言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスは、蕁麻疹の状態に関連する因子のひとつとして知られており、しばしば蕁麻疹を悪化させる要因となります。
また、原因のはっきりしない蕁麻疹では、疲労やストレスが発症に関与しているように思える症例も多いです。
なお、個々人の状況や体質によって異なります。
蕁麻疹がなかなか治らないなど症状が気になる場合は、ストレスの可能性も含めて医師に相談することをおすすめします。 - A.
原因の特定できないことが多く、アレルギーや運動、ストレス、日光、物理的な刺激など、さまざまなものが原因となりえます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る蕁麻疹は、原因が特定できないケースが多いです。分類として、原因のはっきりしない「特発性の蕁麻疹」が全体の約7割を占めます。
原因が明確な「刺激誘発型の蕁麻疹」では、以下が原因として考えられます。- 特定の食べ物や物質に対するアレルギー
- 運動による発汗刺激
- 日光
- 物理的な刺激(摩擦、圧力、振動、寒さなど)
- 感染症
- ストレス
など
じんましんについて、医師からのよくある質問
- 皮ふが赤く盛り上がっていますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- 皮ふにかゆみはありますか?
- お腹や胸、背中のどこかの皮膚に症状が出ていますか?
- 全身の皮ふに赤みがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科