加齢黄斑変性の末期症状はどのようなものがありますか?
視力低下や視野の中心が大きく欠ける症状があります。
加齢黄斑変性が進行し、末期の段階に至ると、視野の中心部分がほとんど見えなくなり、「中心暗点」と呼ばれる暗い影や黒い斑点が視界に常に現れるようになります。
この中心暗点が強くなることで、読書やスマートフォンの操作、さらには人の顔を認識することさえ困難になります。
視力は著しく低下し、0.1以下になることもあり、眼鏡などの矯正では補いきれない状態となる場合も少なくありません。
ただし、視野の周辺部は比較的保たれるため、完全な失明、いわゆる全盲状態になることはまれです。
しかしながら、生活の質(QOL)は大きく損なわれ、自立した日常生活を送ることが難しくなるケースも多くみられます。
買い物や移動、食事などあらゆる場面で介助を要することが増え、本人だけでなく、家族や介護者への負担も大きくなる可能性があります。
早期発見と継続的な治療が、重度の視力低下を防ぐ鍵となります。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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