変形性膝関節症とはどのような病気ですか?
膝の軟骨がすり減って骨同士が直接接触することで、膝の痛みや変形、動かしにくさが生じる病気です。
膝関節は人体で最も大きな関節のうちの一つです。歩行時・運動時には全体重以上の強い力が常に加わります。膝の組織(軟骨や半月板、靭帯など)が損傷すると、徐々に膝の変形が進行し、膝の痛みや曲げ伸ばしの制限(可動域制限)をきたすことがあります。この状態を「変形性膝関節症」と呼び、程度が強いと生活に支障をきたします。
変形性膝関節症の患者さんは日本におよそ2500万人(そのうち症状のある患者さんは800万人)おられると推定されており、非常にありふれた疾患です。疾患というよりも、加齢性変化の一部とも言えます。膝の痛みや変形により普段の生活が制限されることで、程度によってはQOL(生活の質)が低下してしまうこともあります。
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最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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