未熟児網膜症の場合、主にどのような治療をしますか?
特に治療を要さないことも多いですが、治療が必要な場合には抗VEGF薬の眼内注射やレーザー治療を行います。重症例では手術が必要なこともあります。
未熟児網膜症の治療は、病気の重症度に応じて選択されます。
軽症例は自然に治癒することが多く、経過観察のみで済むことが多いです。
重症例では以下のような治療が行われることがあります。
- レーザー光凝固術:無血管領域にレーザー照射をして病変の進行を防ぎます。
- 抗VEGF薬の硝子体内注射:新生血管の成長を抑える薬剤を眼球内に注射し、病変を安定させます。
最重症例では、手術が必要なこともあります。適切なタイミングで適切な治療をすることが重要です。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
Mara Nike Blazon et al.“Retinopathy of Prematurity: Incidence, Risk Factors, and Treatment Outcomes in a Tertiary Care Center”.National Library of Medicine.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11594805/,(参照 2025-04-18).
Aaron C. Brown et al.“Retinopathy of Prematurity”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK562319/,(参照 2025-04-18).
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