ぎっくり腰のセルフケアにストレッチは有効ですか?

ぎっくり腰予防のためのセルフケアには、ストレッチを含む体操が有効な場合があります。有効なストレッチは、生活習慣によって異なります。

解説

ぎっくり腰の症状が強いときには、少し身体を動かすだけでも激烈な痛みを伴いやすいです。この場合にはストレッチだけでも強い痛みが出ることが多いため、痛みが落ち着くまでは無理に行う必要はありません。
ぎっくり腰の再発予防にはストレッチが有効な場合があります。簡便なものとして、立ち仕事やデスクワークが多いためにぎっくり腰を起こしやすい方に対しては、「これだけ体操」というストレッチに近い体操があります。

座り仕事や重いものを持つ作業が多い方

立って膝をなるべく伸ばした状態で、両手で骨盤を押し込むようにして腰を反らします。
息を吐きながら腰を最大限に反らした状態を3秒間保ちます。

長時間の立ち仕事の方

椅子に腰かけて、足を少し開きます。息を吐きながらゆっくり背中を丸めて、3秒間状態を保ちます。

ぎっくり腰の原因となる生活習慣によっては推奨されるストレッチ方法が異なる場合があります。整形外科を受診して医師に相談してみましょう。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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