ウエスト症候群(点頭てんかん)のACTH療法について教えてください。
ACTH療法はウエスト症候群の標準的な治療法で、副腎皮質刺激ホルモンを使用する方法です。
ACTH療法は、副腎脂質刺激ホルモンを使用する方法で、ウエスト症候群に対して最も効果的とされている標準的な治療法です。
ACTHは、体内で自然に生成されるホルモンで、副腎を刺激してステロイドを放出します。
ACTHを薬として投与すると、けいれんを引き起こす脳の異常な電気活動を抑える効果が期待されます。
研究によると、約50~80%の患者さんで発作が抑えられるとされており、脳波異常もしばしば改善します。
特に早めに治療を始めるほど、発達への悪影響を抑えることができる可能性があるため、ウエスト症候群を発症してからできる限り早くACTH療法を開始することがすすめられています。
具体的には、決まった量を筋肉注射します。投与量や投与期間については施設間で異なりますが、治療は数週間にわたって行われ、その後徐々に用量を減少します。
医師は治療反応に基づいて、投与量や投与期間を調整する場合があります。
高血圧、感染症への抵抗力の低下、体重増加などの副作用を軽減するために、可能な限り少量、短期間の投与が推奨されており、医師による慎重な管理が必要になります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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