赤ちゃんがビクッとする場合、ウエスト症候群(点頭てんかん)の可能性はありますか?
ビクっとする症状が規則的に繰り返し起こったり、刺激を与えても消えない場合はその可能性はあります。
腕や脚が左右対称的に固くなるような、一瞬ビクっとする症状が、5~40秒ごとに規則的に繰り返される場合には、ウエスト症候群の可能性は考えられます。
一方で、ウエスト症候群でみられる発作以外にも、赤ちゃんがビクッとする動きには、音や光刺激で引き起こされるモロー反射や、寝ているときに生じる睡眠時ミオクローヌスなどがあります。
ウエスト症候群で起こる典型的な発作症状としては、頭をうなずくように前に倒したり、お辞儀のように体を折り曲げたり、腕や脚を一瞬縮めたり、両腕を振り上げたりする症状です。
このような症状は、寝起きや寝覚め、眠たいときに多く起こります。
また、ウエスト症候群では、抱っこしたり、体をつねるなどの刺激を与えても、症状が消えずに繰り返されることが一般的です。
そのため、単発で症状が消えたり、刺激で症状が中断する場合には、ウエスト症候群でない可能性が高くなります。
回数や頻度、時間帯などにも注目しながら観察し、気になる点がある場合にはかかりつけ医などにご相談ください。
また、気になる動きは動画に収め、医師と共有することで、診断に役立つ可能性があります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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