ウエスト症候群（点頭てんかん）で薬が効かない場合、どうしたらよいですか？

ウエスト症候群に特徴的な顔つきはありません。

完全に治ることは少なく、緩やかに発作が続いて知的障害や運動発達の遅れなどを伴うことが多いです。

およそ半分の患者さんで発作が長期的に続き、高い確率で精神発達の遅れや自閉症も合併します。

モロー反射は正常な反応、ウエスト症候群で見られるスパズム発作は病的な発作です。

死亡率は報告によってばらつきがあります。発作そのものや肺炎などの合併症により死亡することが多いとされています。

治療後は、時間を守って服薬することや、発作が再発していないか目や手の動きをチェックすることが大事になります。

ACTH（副腎皮質刺激ホルモン）療法や抗てんかん薬などを用います。いずれの薬でも副作用が生じる可能性はあります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

小児科・小児神経科を受診してください。発作時の動画があるとなお良いです。