赤ちゃんの寄り目はウエスト症候群(点頭てんかん)の兆候ですか?
寄り目のような症状が規則的に繰り返される場合は、ウエスト症候群の発作症状の可能性もあります。
赤ちゃんで寄り目のような症状がみられる場合は、ウエスト症候群の可能性はありますが、他の原因も考えられます。
ウエスト症候群では、視力が弱くなることで、標的となるものに視点を定めたり、追って見ることが難しくなり、眼球が横や上下に移動してしまう症状(眼振)がみられることがあります。
これが、「寄り目」と表現されることが考えられます。このような症状が、5~40秒ごとに規則的に繰り返される場合には、ウエスト症候群の発作症状の可能性が否定できません。
しかし、眼振はウエスト症候群以外にもみられる現象ですので、例えば症状が単発のみだったりする場合には、他の原因が考えられます。
なお、ウエスト症候群で起こる発作は、1日に何度も繰り返し起ります。
典型的には、頭をうなずくように前に倒したり、お辞儀のように体を折り曲げたり、腕や脚を一瞬縮めたり、両腕を振り上げたりする症状が現れます。
また、このような症状は、寝起きや寝覚め、眠たいときに多く起こります。
目以外の症状も観察し、気になる点がある場合には医療機関の受診をご検討ください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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