ウエスト症候群(点頭てんかん)の場合、笑わなくなることはありますか?
ウエスト症候群を発症すると、笑わなくなることがあります。
ウエスト症候群を発症すると、笑わなくなることがあります。
ウエスト症候群は、けいれん発作(特に後述の「点頭発作」と呼ばれる独特の発作)に加えて、発達の停止や後退がみられるのが特徴です。
例えば、笑顔や、目を合わせるなどの反応が乏しくなり、不機嫌になることがあります。また、それまでできていたお座りができなくなったり、首のすわりが悪くなったりします。
ウエスト症候群で起こる発作は、一定のリズムで5~40秒ごとに繰り返され、1日に何度もこの繰り返しが起こります。
典型的には、頭をうなずくように前に倒したり、お辞儀のように体を折り曲げたり、腕や脚を一瞬縮めたり、両腕を振り上げたりする症状が現れます。
このような症状は、寝起きや寝覚め、眠たいときに多く起こります。
笑わなくなることは、必ずしもウエスト症候群とは限らず、他の発達の問題や一時的な体調不良の場合もあります。
表情や呼びかけへの反応のほかに、発作のような動きがないかを観察し、気になる点がある場合には早めにかかりつけ医などにご相談ください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
ウエスト症候群(点頭てんかん)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ