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間質性肺炎・肺線維症の原因は何ですか？
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
アレルギー反応や自己免疫性、薬剤、放射線曝露などです。中には原因の特定できない間質性肺炎もありますが、遺伝・喫煙・加齢などが発症リスクとして知られています。
間質性肺炎の代表的な原因としては以下のようなものがあります。
- カビや羽毛など、特定の物質を吸入することによるアレルギー反応（過敏性肺炎）
- 膠原病（こうげんびょう：関節リウマチ、全身性強皮症、多発筋炎／皮膚筋炎など）に伴う自己免疫（通常は体内に侵入してきた異物を攻撃するが、免疫異常を起こし、自分の身体を攻撃してしまうこと）
- 粉塵（アスベストや珪酸など）を吸入することによる慢性的な炎症（じん肺）
- 薬剤によるもの
- 放射線曝露（がん治療など）によるもの
なお、間質性肺炎の中で、原因が特定できない「特発性間質性肺炎」があり、厚生労働省の指定する難病となっています。
特発性間質性肺炎にもいくつかのタイプがありますが、最も多い「特発性肺線維症」では、はっきりとした原因は分からないものの、遺伝、喫煙、加齢などが発症リスクとして挙げられています。
(参考文献)
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