間質性肺炎を放置するとどうなりますか?
症状(咳や息切れ)が進行していくことが多いです。進行すると肺で十分な酸素を取り込めなくなり(呼吸不全)、酸素吸入が必要になることもあります。
間質性肺炎の病型にもよりますが、放置すると病状が進行していくものが多いです。
放置して線維の沈着が進んでいくと、次第に肺が硬く膨らみにくくなり、咳や息切れの症状が悪化していきます。また、体に必要な酸素が取り込めない状態(呼吸不全)に陥ると、酸素吸入が必要になる場合もあります。
重症度や進行の程度については個人差が大きいので、検査や一定期間の経過観察で病気の勢いを見極め、適切な治療方針を選択します。
早期に治療することで、症状が軽いうちに改善させたり病気の進行を抑えたりできるので、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。
病型によって期待できる治療効果の程度は異なりますので、主治医の説明をよく聞くことが大切です。
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最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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間質性肺炎・肺線維症の寿命はどのくらいですか?
病型によりさまざまですが、平均で数年以内のものもあれば、余命には影響しないものもあります。
間質性肺炎・肺線維症の原因は何ですか?
アレルギー反応や自己免疫性、薬剤、放射線曝露などです。中には原因の特定できない間質性肺炎もありますが、遺伝・喫煙・加齢などが発症リスクとして知られています。
間質性肺炎と肺線維症は違う病気ですか?
間質性肺炎のうち、肺の線維化が進行したものを肺線維症と呼びます。
間質性肺炎・肺線維症とはどのような病気ですか?
肺胞と肺胞の壁(肺胞壁)に炎症が起こったり、線維化して壁が厚くなったりすることで、体内に酸素を取り入れにくくなる病気です。
間質性肺炎の治療はいつまで続きますか?
間質性肺炎の病型によりさまざまです。薬が効く場合もあれば、改善しても再燃したり、治療の有無にかかわらず悪化したりする場合もあります。
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