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治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
間質性肺炎の病型によりさまざまです。薬が効く場合もあれば、改善しても再燃したり、治療の有無にかかわらず悪化したりする場合もあります。
解説
間質性肺炎は、治療効果に着目すると、以下のように分けられます。
①治療で改善が期待できるもの
②治療で改善が期待できても、その後再び悪化する可能性があるもの
③病気は持続するが安定しているもの
④進行性で、完全な改善は見込めないが安定化できる可能性があるもの
⑤進行性で、治療しても改善を見込めないもの
このうち①は、個々の状況や進行する勢いにもよりますが、治療による改善が確認できるまで、3~6ヶ月の通院が必要です。
②の場合はこまめに通院し、改善後も長期間にわたる通院が勧められます。
③~⑤は完治が期待できない状態で、基本的に長期的な通院治療が必要になります。
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(参考文献)
関連する質問
間質性肺炎の場合、一般的にどのような治療を行いますか?
病型に応じてステロイド剤や免疫抑制剤、抗線維化薬などの薬を使用します。生活環境に原因がある場合は、原因回避について指導があります。
間質性肺炎・肺線維症とはどのような病気ですか?
肺胞と肺胞の壁(肺胞壁)に炎症が起こったり、線維化して壁が厚くなったりすることで、体内に酸素を取り入れにくくなる病気です。
間質性肺炎を放置するとどうなりますか?
症状(咳や息切れ)が進行していくことが多いです。進行すると肺で十分な酸素を取り込めなくなり(呼吸不全)、酸素吸入が必要になることもあります。
間質性肺炎の場合、どのような検査をして診断しますか?
問診と診察に加え、レントゲン検査や胸部CT検査、呼吸機能検査、血液検査などの結果から診断します。
間質性肺炎・肺線維症の原因は何ですか?
アレルギー反応や自己免疫性、薬剤、放射線曝露などです。中には原因の特定できない間質性肺炎もありますが、遺伝・喫煙・加齢などが発症リスクとして知られています。
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