尋常性白斑の場合、主にどのような治療をしますか?
ステロイドや紫外線を用いた治療が主に行われます。
尋常性白斑の治療には、以下のような選択肢があります。
ステロイド外用
尋常性白斑に対して最もよく選択される治療です。
活性型ビタミンD3外用
単独では効果が弱いとされており、PUVA療法やナローバンドUVB療法と併用して使用する場合があります。ただ、尋常性白斑に対する保険適用がありません。
タクロリムス外用
免疫抑制剤の一種であるタクロリムスを外用する治療ですが、長期的に副作用などを調べた研究がないため、積極的には選択されません。また、尋常性白斑に対する保険適用がありません。
PUVA 療法
ソラレン(Psoralen)という薬剤を飲んだり、白斑に塗ったりしたあと、長波長の紫外線(UVA)を当てる治療です。
ナローバンド UVB照射療法
UVA療法よりも波長の短いUVBを当てる治療です。PUVA療法よりも治療効果が高いという報告がされています。局所的に強く照射ができるエキシマライトという機器もあります。
これらのほかにも、患者さんの特性や病気の進行度、他の治療の効果などに応じて、レーザー治療やステロイド等の飲み薬、植皮やカモフラージュメイクが行われる場合があります。
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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「尋常性白斑」とはどのような病気ですか?
皮膚の色が白く抜ける病気です。
尋常性白斑の原因は何がありますか?
遺伝や自己免疫の関与が考えられていますが、はっきりとはわかっていません。
尋常性白斑ではどのような症状がありますか?
皮膚や毛髪の色が抜ける症状がみられます。
尋常性白斑には初期症状はありますか?
小さな白斑がみられます。
尋常性白斑が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科を受診しましょう。
尋常性白斑が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
気になる場合や白斑の増大がみられる場合、他の症状を伴う場合は受診しましょう。
尋常性白斑のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
尋常性白斑は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ステロイド軟膏などが用いられます。副作用は主に目や皮膚にみられます。
尋常性白斑で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
PUVA療法やナローバンドUVB療法が行われます。
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