大腿骨転子部骨折の場合、主にどのような治療をしますか?
多くの場合、専用のインプラントを使って骨をつなぎ合わせる手術(骨接合術)を行います。
この骨折の主な治療は、専用のインプラントを使用して骨折した骨をつなぐ手術です。手術を行うことでかなりの痛みが早い段階で改善し、足を動かすことができるようになります。
特に高齢者の場合、長期間ベッドで寝たきりになることで認知症が進んだり、肺炎などの他の病気を起こして、全身の状態が悪化したりするのを防ぐため、できるだけ早く手術を行うことで、座って体を動かせるようになることが大切です。
実際の手術では、折れた骨をつなぎ合わせる「骨接合術(こつせつごうじゅつ)」が行われます。具体的には以下のような方法があります。
- 髄内釘(ずいないてい)固定:骨の内部に金属(インプラント)を入れて固定する方法です。ずれている骨をなるべく元の形に戻して固定します。特に骨のずれが大きく不安定な骨折では、手術をしてもすぐには安定しないため、2~4週間ほど体重をかけないように指示されることがあります。
なお、年齢やいままでの病気などの健康状況から手術が困難となった場合には、例外的に手術をせずに安静にして、2〜3ヶ月かけて骨が癒合するのを待つ保存治療が選ばれることもあります。
大腿骨転子部骨折について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン策定委員会. 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021(改訂第3版). 南江堂. 2021
日本整形外科学会.“大腿骨近位部骨折”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_028.pdf,(参照 2026-07-02).
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会ほか.“骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025年版”.日本骨粗鬆症学会.http://www.josteo.com/data/publications/guideline/2025_01.pdf,(参照 2026-07-02).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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