大腿骨転子部骨折のリハビリはいつから始めますか?
手術の翌日や2日目など、術後できるだけ早い時期からリハビリを開始します。
この骨折の手術後は、寝たきりを防ぎ、なるべく歩く能力を回復させるためにも、できるだけ早くにベッドから起き上がり(早期離床)、リハビリを開始することが望ましいとされています。
具体的には、次のように進められます。
- 手術翌日や2日目にはベッドの上で起き上がり、介助を受けながら車いすに乗り移ります。
- 関節を動かす訓練や、可能な範囲の筋力トレーニングはベッドの上でもできます。車いすに乗っても大きな問題がなくなれば、リハビリ室に行って訓練を行います。
- 体重をかけて歩く練習を始める時期は、骨折が不安定かどうかによって変化します。一般的にはなるべく早い時期から体重をかけて歩行練習を始めますが、もともとの骨粗しょう症の状況や骨折部の不安定性が高い場合には2~4週間ほど時間が経過してから歩行練習を始める場合があります。
実際のリハビリのスケジュールは、個人や病院の状況によって異なります。必ず医師や理学療法士の指示に従って、リハビリに取り組むようにしましょう。
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン策定委員会. 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021(改訂第3版). 南江堂. 2021
日本整形外科学会.“大腿骨近位部骨折”.整形外科シリーズ.https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_028.pdf,(参照 2026-07-02).
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会ほか.“骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025年版”.日本骨粗鬆症学会.http://www.josteo.com/data/publications/guideline/2025_01.pdf,(参照 2026-07-02).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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