「鼻腔がん」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
慢性副鼻腔炎や喫煙などが原因と考えられています。
副鼻腔炎の既往歴
鼻内の慢性的な炎症により発がんすると考えられています。
喫煙
タバコの煙には多くの発がん性物質が含まれており、喫煙習慣がある人は鼻腔がんのリスクが高まります。
職業的要因
殺虫剤や有機溶剤に長期間暴露する職業に従事している人は、鼻腔がんのリスクが高いです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染
HPVは鼻副鼻腔乳頭腫の発生と関連があり、乳頭腫の一部ががん化することがあります。
上記のことから、慢性副鼻腔炎や鼻副鼻腔乳頭腫をお持ちの方、日常的に喫煙をしている人などは、鼻腔がんになりやすい人と言えるでしょう。
ただし、鼻腔がんにはさまざまな種類(病理組織型)があり、種類によってがんの原因は異なります。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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