虫垂癌の予後はどうなりますか?
虫垂癌の予後は、がんの進行度や組織型(がん細胞のタイプ)によって大きく異なり、早期発見・早期治療が重要です。
虫垂癌の予後は、がんの進行度や組織型(がん細胞のタイプ)によって大きく異なり、早期発見・早期治療が重要です。
虫垂癌の5年生存率は、61.6~64.0%と報告されていますが、これは結腸がん(71.4%)や直腸がん(67.7%)と比較すると低い値となっています(2015年報告)。
これは、リンパ組織が豊富なため、リンパ節転移しやすいことや、消化管などに多発する神経内分泌腫瘍や、低分化型がんという粘液度が高く転移しやすいがんであることが多いため、通常の結腸がんや直腸がんよりも成績が悪いとされています。
虫垂癌の予後は、患者さんの身体の状態や、治療への反応性など、さまざまな要因によって変化するため、がんの広がり方のみで決定することはできません。
予後については、必ず担当の医師に確認するようにしましょう。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
虫垂癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ