乾癬
最終更新日:
どのような症状が見られますか?
一般内科
宮村 智裕 監修
回答
赤い斑点のような皮疹(ひしん)が全身に生じます。かゆみや爪の変形が出現したり、関節炎になったりすることもあります。
解説
頭やひじやひざ、おしりなどのこすれやすい場所に皮疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)が起こり、銀白色の鱗屑(りんせつ)をともなう紅斑(盛り上がったような赤い斑点)が出現します。
(鱗屑とは、角質が目に見えるかたちではがれ落ちて、皮膚がかさかさになった状態のことです。)
皮疹が全身のあちこちに広がることで、紅皮症(皮膚の赤みが全身に広がった状態)に至ることもあります。
また、かゆみや爪の変形(爪乾癬)をともなうこともあるほか、全症例の15〜20%について、関節の炎症(乾癬性関節炎)の発生も報告されています。
(参考文献)
ほかの乾癬の質問
薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
炎症を抑える抗体である生物学的製剤を使います。高額な治療法ですが、費用面でサポートを受けられる制度があります。
薬はいつまで使うのでしょうか? ずっと使い続けなくてはいけないのでしょうか?
基本的には長期にわたって薬を使っていく必要があります。症状が落ち着けば、薬を減らしたり一部中止したりすることもできます。
一般的にどのような薬を用いて治療しますか? 副作用はありますか?
ビタミンD3の入った塗り薬や、ビタミンA誘導体などの飲み薬を使用します。副作用は薬によってそれぞれ異なります。
治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
高カロリーの食事を避け、規則正しい生活を心かけてください。ストレスも避けることが望ましいです。
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
通常塗り薬から始め、症状に応じて飲み薬や紫外線療法も取り入れます。症状がなかなか改善しなければ、生物学的製剤の使用も考えます。
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