「骨巨細胞腫」とはどのような病気ですか?
骨巨細胞腫は、主に若い成人にみられる骨の腫瘍です。
骨巨細胞腫は若い成人(20~50歳)に最も多く発生し、特に膝や太もも、腕などの骨に発生することが多いです。骨折するまで症状が現れないこともあるため、早期発見が難しい場合があります。
診断はレントゲン、CT、MRIなどの画像診断が用いられますが、確定診断には病理検査(腫瘍の組織を採取し、顕微鏡で見る検査)が必要です。
多くの場合、治療には手術による骨腫瘍の切除が必要ですが、状況に応じて薬物療法が選択されることもあります。
一般的には良性腫瘍に分類されていますが、まれに肺転移を引き起こすことがあり、手術後の再発率も比較的高いとされています。
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最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
戸山 芳昭. アトラス骨・関節画像診断 4. 骨・軟部腫瘍. 中外医学社. 2010
国立がん研究センター 中央病院.“骨の肉腫(ほねのにくしゅ)”.国立がん研究センター 中央病院.https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/rcc/about/bone_sarcomas/index.html#%E9%AA%A8%E5%B7%A8%E7%B4%B0%E8%83%9E%E8%85%AB%EF%BC%88Giant%20cell%20tumor%20of%20bone,(参照 2024-03-14).
Anshul Sobti et al. Giant Cell Tumor of Bone - An Overview. Arch Bone Jt Surg. 2016, 4, p.2-9.
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