骨巨細胞腫の末期症状はどのようなものがありますか?
強い痛み、見た目の変形、関節の運動困難、軽微な力による骨折(病的骨折)などがあります。
この病気の末期症状には、以下のようなものがあります。
などです。
この病気は、骨に発生する腫瘍のひとつです。
中間悪性といって、良性腫瘍とは言い切れない性質をもつ腫瘍に分類されます。これは、良性とするには手術後の再発率が高い点などが原因として挙げられます。
このため、腫瘍が増大し続けた場合は、痛みの程度が強くなったり安静にしていても痛みが続く、腕や脚が腫大して変形してみえたりするなどの症状の悪化につながります。
腫瘍が肘や膝など関節の近くにできた場合には、大きくなった腫瘍によって関節が動かしにくくなるなどの機能の障害を起こす場合もあります。
まわりの神経を圧迫するようになると、その神経の関わる領域のしびれや麻痺などの神経症状を生じます。
骨にできた腫瘍が大きくなると、骨はもろくなり骨折を起こしやすくなります。
軽くぶつけたり、バランスを崩したりなどの軽微な力でも骨折することがあり、これは病的骨折とよばれます。
手術による治療が必要になる場合が多いこと、通常の骨折よりも治療期間が長くなることが多い骨折です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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