骨巨細胞腫を放置するとどうなりますか?
痛みの増強や動かしにくさに加えて病的骨折のリスクが高まります。また、まれに肺に転移することがあります。
この病気を放置すると、痛みの増強や動かしにくさ、腫瘍がある部位での見た目の変化に加え、病的骨折のリスクが高まります。また、肺に転移することで余命に関わることもまれにあります。
この病気は、骨に発生する腫瘍のひとつです。中間悪性といって、良性腫瘍とは言い切れない性質をもつ腫瘍に分類されます。これは、良性とするには手術後の再発率が高い点や肺に転移する可能性などが原因として挙げられます。
腫瘍が増大し続けた場合は、痛みの程度が強くなったり安静にしていても痛みが続く、腕や脚が腫大して変形してみえる、関節が動かしにくいなどの症状の悪化につながります。
骨にできた腫瘍が大きくなると、骨はもろくなり骨折を起こしやすくなります。軽くぶつけたり、バランスを崩したりなどの軽微な力でも骨折することがあり、これは病的骨折と呼ばれます。手術による治療が必要になる場合が多いこと、通常の骨折よりも治療期間が長くなることが多いです。
また、まれではありますがこの腫瘍が肺に転移することがあり、この場合は余命への悪影響があります。肺の転移があってもすぐに何かしらの症状が出るとは限らず、なかなか見つからない場合もあります。
これらの予防のためにも、しっかりとこの病気の治療を受けることが重要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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