不正出血が茶色い場合と鮮血の場合では何が違いますか?
出血してからの時間が異なります。茶色い血液は鮮血と比較してやや古い(出血してから時間が経過した)血液と考えられます。
血液の色調は、出血してからの時間によって変化します。時間が経過した血液は、空気と触れることで酸化して、徐々に茶色っぽい色に変化します。
茶色の不正(性器)出血は、出血してから時間が経って、ゆっくりと流れ出てきたと考えられます。
そのため、どちらかというと出血に勢いがなく、少量の血液が滲みだしているような場合に、茶色い不正出血になることが多いでしょう。
不正出血ではありませんが、月経のはじめや終わりなどにも茶色の少量の出血を認めることがあります。
一方、鮮血は出血量が多い場合や、体表近くでの出血で見られることが多いです。
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最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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不正出血とはどのような症状ですか?
月経以外のタイミングで見られる性器からの出血のことです。原因は多岐にわたります。
性行為後の出血も不正出血に当たりますか?
少量であれば問題のないこともありますが、外傷や初期の子宮病変などが見つかることもあります。
生理の時に大量の血が出てくるのですが、これは不正出血ですか?
月経量が多いことを過多月経といいます。月経期以外の出血である不正出血とは異なります。
生理不順なのですが、生理と不正出血を見分ける方法はありますか?
判断が難しいケースがあるので、迷ったら医療機関を受診しましょう。
不正出血を引き起こす子宮の病気にはどのようなものがありますか?
月経異常や良性のポリープ、子宮体部や頚部の悪性腫瘍など、さまざまな病気が考えられます。
不正出血を引き起こす子宮の病気以外の原因としては、何が考えられますか?
腟からの出血が原因となることもあります。
不正出血があるのですが、妊娠している可能性はありますか?
妊娠に伴う不正出血の可能性もあります。
不正出血がある場合、子宮頸がんの可能性はありますか?
子宮頸がんによって不正出血をきたすことがあります。
不正出血は放置するとどうなりますか? 医療機関を受診する目安はありますか?
生理以外のタイミングで出血があるときは、放置せずぜひ早めに受診しましょう。
不正出血がある場合、何科を受診すればよいでしょうか?
婦人科・産婦人科を受診してください。
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