夜盲症で失明することはありますか?
夜盲症の原因疾患によって、最終的に失明に至る可能性があります。
夜盲症の原因疾患によって、最終的に失明に至る可能性があります。
網膜色素変性症という遺伝性の疾患が原因で夜盲症が起きている場合、この病気は進行性であり、初期には暗い場所での視力低下が現れます。やがて視野が狭くなり(求心性視野狭窄)、最終的には中心視力も失われることがあります。こうしたケースでは、夜盲症は失明への初期症状の一つとみなされます。
一方で、ビタミンA欠乏による夜盲症は、適切な治療(ビタミンA補充)を行うことで回復が見込める可逆的な症状です。しかし、重度のビタミンA欠乏が長期間続くと、視力を失うこともあります。
このように、夜盲症そのものが失明を直接もたらすわけではないものの、「その背景にある病気が進行すると視力を失う可能性がある」という点を理解し、早期に専門医の診察を受け、原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。


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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
日本眼科学会.“「暗いところで見にくい(夜盲)」原因と考えられている病気一覧”..https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=101,(参照 2025-08-22).
日本眼科学会.“網膜色素変性”..https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=53,(参照 2025-08-22).
三宅 養三.“新しい疾患概念の確立 ―先天停止性夜盲の完全型と不全型―”..https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/106_737.pdf,(参照 2025-08-22).
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