夜盲症の場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
夜盲症の症状がある場合、まずは眼科を受診することが適切です。
夜盲症の症状がある場合、まずは眼科を受診することが適切です。夜間や暗い場所での見えにくさが続く場合、それが一時的な疲労や環境の問題によるものではなく、眼の疾患や全身性の問題が関与している可能性があるため、専門的な診察が必要です。眼科では視力検査や視野検査、眼底検査、網膜電図などを通じて、網膜の機能や視細胞の状態を詳しく調べることができます。
受診の目安としては、以下のような症状がある場合には早めの受診が望まれます。たとえば、「夕方になると急に視界が悪くなる」「暗いところで物にぶつかりやすくなった」「暗い部屋に入ってもしばらく見えにくいまま」など、日常生活に支障を感じる暗所での視覚障害が続くときです。また、家族に網膜色素変性症などの遺伝性眼疾患の既往がある場合も注意が必要です。
さらに、栄養状態に問題がある方や、肝疾患、消化器疾患、あるいは特定の薬剤を長期間使用している方などは、ビタミンA欠乏が原因となっている可能性もあるため、内科的な評価が必要になることもあります。眼科での診察結果に応じて、必要があれば内科や専門科への紹介も行われるため、まずは眼科への受診を検討するとよいでしょう。


「夜盲症」について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
日本眼科学会.“「暗いところで見にくい(夜盲)」原因と考えられている病気一覧”..https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=101,(参照 2025-08-22).
日本眼科学会.“網膜色素変性”..https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=53,(参照 2025-08-22).
三宅 養三.“新しい疾患概念の確立 ―先天停止性夜盲の完全型と不全型―”..https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/106_737.pdf,(参照 2025-08-22).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
夜盲症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです