足首の捻挫ではくるぶしが腫れますか?

多くの方が足首を内側に捻るため、外側の靱帯が傷ついて外くるぶしの前や下に痛みや腫れが生じます。

解説

足首を捻挫するとくるぶしが腫れます。
足の裏が内側を向くように捻って怪我をすることが多く、足首の外側の靱帯(前距腓靱帯:ぜんきょひじんたい、など)が傷つきます。このため、外側のくるぶしが腫れてきます。
スポーツで受傷することが多いですが、段差を踏み外したり、何もない道でバランスを崩したりして捻挫をする方も少なくはありません。
捻挫によって、より広範囲に靱帯が傷つくほど、痛みや腫れ、内出血が強くなりやすいです。また、重症度が高い場合には足首が不安定になります。
重症度の高い捻挫では、添え木やギプスなどによる足首の固定が必要となります。適切な処置を行われないと、痛みが残りやすいだけではなく足首の不安定さが残ってしまい、将来、軟骨がすり減りやすくなってしまう場合があります。また、捻挫と思っていたけど実は骨折だったという場合もあります。大きい腫れや内出血がある場合や、普通に歩けないような痛みがある場合には早急に整形外科を受診しましょう。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

(参考文献)

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くるぶしの腫れ

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関連するQ&A

「くるぶしの腫れ」とはどのような症状ですか?

足首の両側の突起である「くるぶし」が腫れることを指します。

くるぶしの腫れの原因や考えられる病気には何がありますか?

捻挫や骨折といった怪我、積み重なった負荷や加齢による変形、痛風・関節リウマチなどの関節の炎症などが原因となります。

くるぶしの腫れがある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

痛みが強い場合や腫れている場合、症状が長引く場合は整形外科を受診しましょう。

くるぶしの腫れの治療や予防方法には何がありますか?

腫れの原因によって治療や予防方法が異なります。原因がはっきりしない場合には、まずは病院を受診しましょう。

くるぶしの腫れのセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

くるぶしの腫れの原因に変形性足関節症の可能性はありますか?

足首に負担がかかっている場合や足首の骨折・感染の経験がある場合、変形性足関節症の可能性があります。

くるぶしが腫れている場合、滑液包炎の可能性はありますか?

痛みがほとんどなく腫れているだけの場合、滑液包炎の可能性があります。

足首の内側(くるぶし)が腫れている場合、どのような病気が考えられますか?

骨折や捻挫、後脛骨筋の病気、変形性足関節症が考えられます。

ストレスが原因でくるぶしの腫れを感じる可能性はありますか?

非常にまれですが、ストレスが原因でくるぶしの腫れを感じる可能性があります。

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