足の指が痛む原因に、糖尿病の可能性はありますか?
両足の指が広範囲にわたって痛んだり痺れたりする場合、糖尿病の可能性があります。
糖尿病が原因となって、感覚に関係する神経がダメージを受ける「糖尿病性神経障害」になることがあります。
これによって、足や手の先などが痺れたり、感覚が鈍くなったりする場合があります。
糖尿病は、健康診断できちんと発見したうえで継続的な治療に取り組むことが大切ですので、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
もちろん、必ずしも糖尿病が原因とは限りませんので、同様の症状を引き起こしうる他の病気がないかどうか調べることも重要です。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
足の指の痛みが続いているのですが、湿布だけでも本当に大丈夫でしょうか?
足の指の痛みが続いています。整形外科でレントゲンを撮りましたが異常はなく、湿布だけもらいました。しかし、足の指の痛みは改善していません。鎮痛薬は使っていません。以前、椎間板ヘルニアと診断されたことがあります。どうすれば痛みが和らぐか教えてください。
30代 / 女性
ご相談ありがとうございます。足の指の痛みが続いているとのこと、大変お辛いですね。整形外科でレントゲンを撮って異常がないと言われたとのことですが、痛みが改善しないため、他の原因も考える必要があります。
まずいくつかの疑わしい病名について説明します。
可能性のある病名
1. 外反母趾
足の親指が外側に曲がり、痛みを引き起こすことがあります。レントゲンで確認できることが多いですが、初期段階では見逃されることもあります。
2. 神経障害性疼痛
椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫されて痛みが出ることがあります。これはレントゲンでは確認できないことが多いです。
3. モートン病
足の指の間の神経が圧迫されて痛みが出る病気です。特に歩行時に痛みが強くなることがあります。
4. 関節リウマチ
関節の炎症が原因で痛みが出ることがあります。血液検査や他の画像診断が必要です。
5. 爪囲炎
爪の周りの皮膚が炎症を起こして痛みが出ることがあります。
これらの病気の中には、早期に治療を開始することで症状が改善するものもあります。
受診の目安
以下の状況が重要です。
- 痛みが続く、または悪化する場合
- 足の指に腫れや赤みが見られる場合
- 歩行が困難になる場合
- 他の関節にも痛みが広がる場合
これらの症状がある場合は、再度整形外科やリウマチ科、神経内科などの専門医を受診することをお勧めします。
まとめ
足の指の痛みが続いている場合、外反母趾、神経障害性疼痛、モートン病、慢性疼痛、関節リウマチなどが考えられます。特に痛みが続く、悪化する、腫れや赤みがある場合は、再度専門医を受診してください。お近くの整形外科やリウマチ科、神経内科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
医師の回答を見る
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
足の指の痛み
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。