女性不妊症で体外受精を行う場合、2人目はいつから再開できますか?
日本ではガイドラインなどで定められていませんが、慎重な判断が求められます。
2人目の不妊治療再開の時期について、日本ではガイドラインなどで定められていません。しかし、医学的な安全性と妊娠率の観点から慎重な判断が求められます。
米国産婦人科学会(ACOG)では、「分娩後6ヶ月未満の妊娠間隔を避けるよう助言し、18ヶ月未満の再妊娠のリスクとベネフィットについてカウンセリングを行うべきである」としています。
特に体外受精の場合、出産から12ヶ月未満で治療を再開すると、早産や低出生体重児のリスクが高まるという報告があります。
2人目の体外受精を希望する方は、医師に相談して不妊治療の再開時期を検討するといいでしょう。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
Jaimin S Shah et al. The effect of interpregnancy interval on preterm birth and low birth weight in singleton pregnancies conceived without assistance or by infertility treatments. Fertil Steril. 2022, 118, 550-559.
Molly M Quinn et al. Interpregnancy Interval and Singleton Live Birth Outcomes From In Vitro Fertilization. Obstet Gynecol. 2018, 132, 115-121.
Molly M Quinn et al. Interpregnancy interval and singleton pregnancy outcomes after frozen embryo transfer. Fertil Steril. 2019, 111, 1145-1150.
ACOG.インターペグナンシーケア.ACOG,https://www.acog.org/clinical/clinical-guidance/obstetric-care-consensus/articles/2019/01/interpregnancy-care(参照 2025-07-15)
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