女性不妊症の顕微授精とはなんですか？
体外受精の一種です。
顕微授精（ICSI：卵細胞質内精子注入法）とは、体外受精の一種です。特に男性側の重度の乏精子症や無精子症、または体外受精で繰り返し受精障害が起こる場合などに有効とされています。
顕微授精では、顕微鏡を使って選ばれたひとつの精子を、細いガラス針を使って、採卵で得られた卵子の中に直接注入します。精子が自力で卵子に到達できない場合でも受精を可能とする方法です。
1992年に初めて臨床応用されて以来、世界中で広く普及している方法です。日本では保険適用も進み、選択肢のひとつとして利用されています。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
一般社団法人日本生殖医学会.一般のみなさまへ - 生殖医療Q&A（旧 不妊症Q&A）：Q13．顕微授精とはどんな治療ですか？.日本生殖医学会,http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa13.html（参照 2025-07-15）
.“不妊治療連絡カードをご活用ください！”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30b.pdf,(参照 2025-07-15).
Q8. 顕微授精法（ICSI）について教えてください。／生殖補助医療技術 ART（アート）って何？.日本受精着床学会,http://www.jsfi.jp/citizen/art-qa08.html（参照 2025-07-15）
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