日中、急に眠くなるのはどんな原因がありますか?
ナルコレプシーという病気によるものや、糖尿病の患者さんに見られる血糖値の急激な変化によるものなど、いくつか考えられます。
ナルコレプシーなどの過眠症以外にも、睡眠時無呼吸症候群などの二次性過眠症や、睡眠障害により夜間の睡眠が十分にとれない場合も、急に眠くなることがあります。
眠気の原因になり得るものとして、以下があります。
- 睡眠不足
- 脳の睡眠覚醒システムの神経学的な機能異常
- 夜間睡眠の分断
- 睡眠覚醒システムの乱れ
睡眠不足が続くことで睡眠負債が形成され、普段の睡眠時間が1~2時間短縮されることが1週間も続けば、日中の眠気は病的なレベルになるでしょう。
また、眠気の原因には以下のようなケースもあります。
月経関連過眠症
一部の女性では、月経周期に関連した過眠症状が繰り返しみられます。月経前や月経時に断続的な過眠期が出現します。
特発性過眠症
夜間の睡眠が長いにも関わらず、覚醒後も眠気が残ります。ナルコレプシーに特徴的な症状はなく、夜間に安定して眠れることが特徴です。
行動起因性の睡眠不足症候群
仕事や生活習慣の乱れなどが原因で十分な睡眠がとれていない場合、日中の眠気としてあらわれます。
身体疾患による過眠
低血糖やウイルス感染後の神経症状などでも眠気が生じることがあります。
薬物あるいは物質による過眠
睡眠薬、抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、抗精神病薬、麻薬性鎮痛薬が原因になり得ます。また、カフェインやニコチンの離脱症状でも眠気が生じることがあります。
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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