円形脱毛症は保険適用になりますか?
保険適用になるものと、ならないものがあります。
円形脱毛症の治療には、保険適用となるものとならないものがあります。
円形脱毛症では、主にステロイドの塗り薬・飲み薬・注射などを用いて治療を行います。ステロイド以外にも、保険適用となる飲み薬が複数存在します。また、光線療法と呼ばれる医療用の紫外線を用いた治療も保険適用があります。
その他の治療としては、SADBE療法やDPCP療法などの局所免疫療法、冷却療法などがありますが、これらの治療法は保険適用ではありません。
円形脱毛症は、自分の免疫細胞が自分自身の毛包の細胞を攻撃することによって発症します。
SADBE療法、DPCP療法では、人工的にアレルギー反応を引き起こすことで、制御性T細胞の産生が促進し、この制御性T細胞が自己免疫の働きを抑制することで円形脱毛症の症状を抑えると言われています。
冷却療法では、作用機序は不明ですが、液体窒素に浸した綿棒を脱毛部に押し当てることで、症状を抑えると言われています。
治療法の選択肢や保険適用の有無、治療費については必ず担当の医師に確認するようにしましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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