粉瘤の場合、主にどのような治療をしますか?
部位や症状により異なります。炎症や破裂を起こす可能性が高い場合は、手術で切除することがあります。
粉瘤の治療は、膨らみのある場所や症状によって異なります。基本的に良性の腫瘍に分類されるので、炎症や痛みがない場合には特別な治療を必要としません。
一方、見た目上問題となる場合や、外からの刺激を受けやすい場所であったり、炎症や破裂を起こす可能性が高いと判断される場合には手術で切除されます。特別大きなものでない限り、局所麻酔による日帰り手術が可能です。
すでに炎症を起こしている場合には、病変へのステロイド注射が行われたり、抗生物質が使用されます。
強い痛みや腫れがある場合は、早急に切開して袋の中の膿を排出させることが推奨されています。
なお、指などで圧迫して膿を出そうとすると、感染が周りに広がって重症化する恐れがあります。ご自身で対処しようとせず、医療機関を受診して医師の診察と治療を受けてください。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
公益社団法人日本皮膚科学会.アテローム(粉瘤) Q6 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).公益社団法人日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q06.html(参照 2025-01-23)
公益社団法人日本皮膚科学会.アテローム(粉瘤) Q9 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).公益社団法人日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q09.html(参照 2025-01-23)
一般社団法人 日本形成外科学会.粉瘤(アテローム・表皮嚢腫).日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/hifu_hika/funryu.html(参照 2025-01-23)
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