ビオチン欠乏症
「ビオチン欠乏症」とは、ビオチン(ビタミンB7)という栄養素が不足することで起こる病気です。吐き気や抑うつ症状、皮膚の炎症や脱毛といった症状があり、遺伝子の異常や抗てんかん剤・抗菌薬の副作用、偏食などが原因として考えられます。ビオチン欠乏症が疑われる場合、内科、皮膚科を受診しましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
児玉 浩子ら. 欠乏症による皮膚病変 ビオチン欠乏症と亜鉛欠乏症. デルマ. 2015, 236, p.146-152.児玉 浩子ら. 特殊ミルク・経腸栄養剤使用時のピットホール. 日本小児科学会雑誌. 2012, 116, p.637-654.川村 龍吉ら. 全身性疾患による発疹・湿疹 微量ミネラル・ビタミン欠乏症 亜鉛欠乏、ビオチン欠乏を中心に. 小児内科. 2016, 48, p.516-519.Fatima Saleem.“Biotin Deficiency”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK547751/,(参照 2024-06-10).扶桑薬品工業.“ビオチン散0.2%「フソー」”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3190001B1041_1_06/,(参照 2024-06-10).
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